今日の料理

skiuchi2010-06-20


妻にリクエストを聞いたらやっぱりイタリアンがいいというので、今日もイタリアン系になってしまった。

今日のメニュー

  • みょうがとオオバのさっぱりパスタ(クックパッドからのレシピ)
  • ミートソーススパゲッティ(息子くん向け)
  • ホタテのブロッコリーソース
  • トマトとモッツェレラチーズのサラダ(切ってドレッシングかけただけ)
  • ミネストローネ(缶詰をベースに野菜を追加して味を調整)

ETWest2010 組込みシステムの展示会で感じること

今回のETWest2010で組込みLinuxセミナーの講師をさせていただいた。
http://www.jasa.or.jp/etwest/2010/visitor/conf_at.html
事前登録者の名簿では申込者27名。実際の受講者も30名弱といったところ。セミナーの内容は、この数年ETやETWestで公演している内容を多少アップデートしたものだ。内容はあまり変わり映えがしないのだが、受講者は毎年変わっているので7割ぐらいは同じ内容とした。

今年の12月に開催されるET2010でも、同様にセミナー講師の依頼を受けている。組込みLinuxもそろそろ10年の歴史が積み重なってきているので、内容を一新したいと今のところは考えている。
今までのような組込みLinux入門編といった内容ではなく、技術的な解説と少しビジネス寄りの内容をバランスよく配分しようと今のところは思っている。
例えば、オープンソースのこんな技術を使うことによって、組込みシステム開発のこのような課題が解決できるとか、組込みLinux開発において考える必要があるリスクにはこんなことがあって、あらかじめこのようなことを想定しておく必要があるとか・・・・・
まだ、時間はたっぷりあるのでじっくり考えることにしよう。

あと、ETWest2010を見て感じたことを既にTwitterでつぶやいているが、まとめておく。

今回のETWestのキーワードとしては、相変わらず Android、品質、検証、教育ってとこだろう。要は品質が高い物を開発コストを落としどう作るかってところが中心だ。 でもどう足掻いたって開発コストの低さでは、韓国、中国、インドにはかなわない。日本は品質の高さがあるって言うかもしれないけど、じゃ〜品質は高いけど価格も高い製品を買うのは誰なのか?(ターゲット顧客は誰だ?)って話だ。
今の日本の機器メーカーに必要なのは、誰向け(ターゲットは誰?)に「何を創る(作るではなく)」か?ってことだ。それなのに「どう作る」から今だに抜けられ無い業界の未来は明るくない。これじゃガラパゴス化からいつまでたっても抜けられないだろう。非ガラパゴス化するために何をすべきかっていう(IT屋や外資コルサル系が言うソリューションではなく)本当のソリューション(課題を解決するための手段)を提案するベンダーが現れてもいいのにと感じる。

でもその前に、本当に解決するう必要がある課題が何かってことを見つけるのが難しいのか・・・・

♪明日はどっちだ?♪(明日のジョー風)

三木谷社長+松田公太氏イベント(SPEEK UP JAPAN)に参加して

タリーズ創設者の松田公太氏がと楽天三木谷社長トークセッションのイベントがあったので参加しててきた。松田公太氏が、今度の参議院選に出馬にむけて開催されたイベントだ。参議院選に対する興味というより、海外経験が豊富な経営者としての松田氏と三木谷社長からどんな話が聞けるのか興味があり参加させてもらった。

お二人のトークで印象に残った内容/キーワードを書き留めておきたい。

ビジネスの大義はなにかと考える

  • 自分/自社のサービス・仕事の社会的な責任は何かを考え、社員で共有していく。
  • 会社・ビジネスとしての大義、それを支える報酬と教育のすべてが企業には必要。
  • 当事者意識を持つことが重要。そのために個人のレベルまで責任、数字をブレークダウンさせる必要がある。
  • PDCI (Plan Do Check Improve
  • 人は比較しないと分からない

英語について(楽天公用語英語に関連して):

  • グローバルな情報にいつでもアクセスする必要がある。
  • 日本は言葉によって言わば鎖国状態になっている(日本語鎖国/言語鎖国
  • 楽天に入社する他の言語圏の人たちは、3カ月もすれば何とか日本語でのコミュニケーションがとれるようになっている。
  • 日本人は中学から大学まで約3000時間の英語教育を受けてきている。
  • 楽天は社員全員が英語をしゃべれるようにしたい。
  • 世界中の国で、エリート層が英語をしゃべれない国は日本だけ。

グローバル化について

  • 日本人は協調性を重視する(これは日本人だけの良さかもしれないが・・・)
  • 欧米諸国は個性を重視している。
  • 世界におけるGNPを占める割合が17%もあった時代は、ガラパゴス化して国内だけを考えていても十分だった。しかし、現在の状況では、日本の企業ははグローバル化しないと生き残れない。

現在の政府や政治について。

  • 理解不可能。何をやりたいのか分からない。
  • 政局で政策が決められてしまう。
  • 日本としてのVisionが全くない。
  • ガラパゴス、脱モラトリアム
  • 国のVisionは10年後、20年後日本がどうあるべきかということ。
  • パソコンも使えない政治家はやめちゃえばいい(選挙でのインターネット使用の有無について)。
  • 日本人の多くは、何とかなると思っているように感じる。

私自身の意見としては、現在の多くの日本人は当事者意識が薄いため、現在の日本が置かれている危機的な状況に気が付いていない。景気がもう少し回復すれば・・・といったのんきに構えている場合ではないのに。多くの企業の経営陣も同じような感覚なのではないかと危惧している。
正しく現在の状況を理解し、危機感を醸成して、将来どうあるべきかをみんなで考えるタイミングなのだと思う。これもパラダイムシフトということなのだろう。

今日のディナー

skiuchi2010-06-06

料理を作るのは、半分趣味みたいなものなので、週末にはよく作っている。
折角なので、これから写真でもとってブログに残しておこう思う。

今日のメニュー

マシュマロチャレンジから学ぶべきこと

マシュマロチャレンジは、TEDのサイトで知った。
http://www.ted.com/talks/lang/jpn/tom_wujec_build_a_tower.html)

マシュマロチャレンジは、それぞれ4人のチームがスパゲッティ20本、テープとひもそれぞれ90cm、マシュマロを使って、一番高い構造物を作るのを競うゲームだ。チームビルディングのためのゲームだが、結果から重要なことに気がつかされる。

結果が一番ひどいのは、ビジネススクール新卒者達。
ビジネススクールの新卒者たちは、適切な解を見つけ出す教育を受けており、プラン通り実行していくものの、マシュマロをトップに乗せるころには時間ぎりぎりとなり、「あぁ〜あ(+o+)」といった結果になる。

逆に良い結果をだすのは、幼稚園新卒者達。
幼稚園新卒者たちは、マシュマロを高い位置のもっていくという次々に試行錯誤を続けて、結果として一番高い成果を上げている。試行錯誤の結果、驚くほど面白い構造物を作るそうだ。

ここから気づく2つのポイント。

机上だけで考え出そうと考えるから機能しない。
高い費用を払ってコンサルティング会社に作ってもらった経営戦略が全く使えない、あるいは機能しないということことにつながるのではないかと思えた。本当の答えは現場からしか生まれてこないってことだろう。この本にかかれていたように。

事実に基づいた経営―なぜ「当たり前」ができないのか?

事実に基づいた経営―なぜ「当たり前」ができないのか?

もうひとつは、デザインプロセスにおいて、プロトタイプを作りフィードバックし、また新たなプロトタイプを作るというループを回すことにより最適な解を見つけていくことの重要性を感じる。前に読んだ「The Art of Innovation (発想する会社) トム・ケリー著」のデザインプロセスを思い出させてくれた。

発想する会社! ― 世界最高のデザイン・ファームIDEOに学ぶイノベーションの技法

発想する会社! ― 世界最高のデザイン・ファームIDEOに学ぶイノベーションの技法

ともかく、マシュマロチャレンジは面白いので、今度社内の会議のアイスブレークとしてやってみようかと思っている。

大学院を卒業しました。

今日は大学院の修了式だった。無事に一年間で卒業することができた。
日本工業大学 大学院 技術経営研究科
一言で言うと中小企業に特化した技術経営を1年間で学べる大学院といったとこだろう。
授業の内容は多岐にわたり、戦略、マーケティングファイナンス、アカウンティング、組織人事、リーダーシップといったMBAと同様の科目に、知財権、イノベーション、プロジェクトマネージメントが追加されているようなイメージだろう。1年間で約50種類の授業(もちろん選択制だが)が行われるため、定員30名の大学院に50名以上の教授がいるといった非常に贅沢な環境にある。
平日2〜3日の夜と土曜日終日は神保町の大学院に通いつめていた。1年生のため春学期、夏学期、秋学期、冬学期と4期生となっており、1年間休みは殆どない。
各授業でケーススタディや自社の分析、グループ課題なども多く、仕事との時間の調整に追われた。この1年間、何度徹夜したか分からないといった感じだ。

この大学院に通ってよかった点を上げると次の点だと思う。

経営に必要な知識を体系的に学べた

今までの実務の中で経験してきた事を体系的に整理が出来た気がする。今までは全部いっしょに頭の中に入っていた物がきれいにマップされた感じだと思う。
重要なのは暗黙知を(色々なフレームワークや手法により)言語化して形式知に変えて、レビューし、新たな目標/方向性を見出し行動するといったところだろうか。

異業種とのネットワークを築けた

同級生はOB生との異業種ネットワークが築けた事は、これからの人生において非常に大きな意味がある。
この大学院の生徒は、製造業やIT企業の経営者、次期経営陣となるべきリーダー達、自身でコンサルティングを行っている人、新規事業の立ち上げを目指している人など、業種も目指す方向も様々だ。
この様々な人たちと1年間毎日のように、会って、語り合って、飲んで出来上がった結束は非常に強い。この年になって、こんな心を割って話せる友人達が出来るとは思ってもみなかった。
また、教授陣は現役の経営者であったり、経営者を経てコンサルタントをやっている実務教員がほとんどである。卒業後も相談に乗ってもらえる言わば、メンターとなる教授達と知り合えた事も大きい。これからも何かにつけて相談に伺おうと思っている。

時間の有効利用の方法を覚えた

もともと仕事も忙しい方で、子供の面倒もみながら大学院に本当に行けるのかという疑問が、実際に大学院に通いだす前まではあった。でも何とかなったよ。
自分の場合は、夜9時とか10時頃に子供と一緒に寝てしまい、明け方?夜中?の2時〜4時ぐらいに起きて勉強したり本を読んだりする時間を作った。課題等は昼休みも多く利用したかな。
遅くてもだいたい朝5時ぐらいに起きる生活が身に付いてしまったので、これからこの時間をうまく利用して行こうと思う。

日本の「ものづくり」を支えているのは多くの中小企業である。ベンチャー企業も中小企業だ。1年間学んだ技術経営というのは、まさに日本の「ものづくり」に関わる経営者やリーダーたちに受けてもらいたい内容である。日本のお家芸である品質の高いものづくりは、かつてない危機に陥っている。どうやってこれから世界と戦って行くかを考える上でベースとなる知識を学べた事は自分に取っては非常に大きい。

今年を振り返って

今年を振り返る意味で、今年の五大ニュースをまとめてみる。

1.大学院入学
仕事や育児で時間が無いにも関わらず一大決心で大学院でMOT(技術経営)を学び始めた。これは、本当に1つの転機となりそうである。時間を工面して約100冊の本を読み、集中してビジネスの事を考え続けられた事は、自分のこれから人生の大きな糧となると革新している。
また、大学院で知り合った同期や教授、OB達との新たなネットワークを作る事が出来たのも大きな収穫である。
毎週土曜のゼミが終わってから、飲みながらビジネスの事、将来の夢や家庭の事など明け方近くまで熱く語り合える新しい仲間がこの年になって出来るとは思っていなかった。

2.iPhone
夏頃にiPhoneを手に入れた。iPhoneの何が良いかというと、常にオンラインで情報に接する事が出来る点につきるとおもう。いわばパソコンを常にポケットに入れているような感覚だ。iPhoneアプリも色々と豊富で楽しいけどね。

3.会社がM&A
設立から10年でついに、軟着陸することができた。単独でのIPOは出来なかったが、新たなスポンサーを得て、ますますビジネスが拡大していくことを期待している。持っていたストックは紙くず同然になっちゃったけどね。

4.子供が3歳
早い物で、息子くんも3歳になった。普通に会話が出来るから一緒に遊んでいて楽しい。最近の会話はこんな感じ。
息子:パパ、XXXXって知ってる?
自分:(とぼけて)パパはしらないな〜。息子くんは知ってる?
息子:XXXXはYYYYなんだよ。パパ知らなかった?」
自分:そうなんだ。XXXXはYYYYなんだね。
息子:そうゆうこと

XXXXは車だったり、電車だったり、シンケンジャーだったりってとこか。

5.顔面麻痺に・・・
ブログにも書いてきたが、今年の始めに顔面麻痺になったのは驚いた。2ヶ月ぐらいで完治したのでよかったが、健康に気をつけねばと改めて思ったよ。

来年はどんな年になるだろうか?自分としては新たな大きなチャレンジをしたいと考えている。新たなチャレンジの内容についてはまたいずれ・・・