ScanSnapでスキャンしてみた

先週1週間で裁断済みの本が手元に約70冊ばかりそろった。その内50冊は裁断サービスでやってもらったコミック本50冊。
ScanSnapを初めて使いだしたのだが、使い方は本当に簡単。トレーにスキャンする紙をセットしてScanボタンを押すだけで、
基本的にはテキストと図などが中心なのでスーパーファイン(カラー / グレー 300dpi、白黒600dpi相当 )というモードでスキャンしたのだが、製品仕様通りに1分当たり20枚ぐらいはスキャンできるね。両面スキャンだから1分間にだいたい40ページ。400ページぐらいの本でもだいたい10分ぐらいで読み込み完了する。これは、思って以上に早くて快適。

ただ最初に失敗したのは、ScanSnapの設定(PC上のユーティリティ)で、読み取りモードオプションという設定があり、「原稿の向きを自動的に補正します」というのを選択していた事。最初コミック本を読み込んでみたのだが、出来上がったPDFをみるとページが横を向いたりひっくり返ったりとなっていて、とても使えない状態だった。こんな設定があるのを知ったのは、10冊ぐらいスキャンしてから。全てやり直しました・・・

ScanSnapは、ページの2重送りなどを非常に良く検出してくれる。そのため、ページの抜けは今のところ皆無のようだ。しかし、2重送りしやすい書籍っていうのがある事が分かった。
非常に薄い上質紙、具体的には雑誌のプレジデント誌を読み込んだときはページの2重送りが連発した。この紙だと静電気が起きやすいのかもしれない。新書、文庫、コミックなどは全然問題なく2重送りも殆どなかった。
ScanSnapへの要望としては、読み込むための搭載トレーが最大50枚となっていること。50枚(100ページ)の本なんて殆どないので、結局読み込むときはスキャナーに付きっきりになってしまう。裁断した本を丸ごとセットできればどんなにいいか。

ScanSnapにはAdobe Acrobat Pro 9.0が付属しているのだが、今回初めてスキャンしたデータのOCR処理をやってみた。OCR処理は非常に時間がかかるのだが、Acrobatではバッチ処理ができるのは便利だ。読み込んだPDFファイルをまとめてセットしておけば、後はほっといても全てのファイルをOCR処理済みのPDFファイルに変換してくれる。自分の場合、寝るときにOCR処理をセットしておいて、朝起きると終わっているので、それを携帯端末にコピーして出勤の電車の中で読んでいる。

ドキュメントスキャナーは、会社の机にも1台欲しくなってきた。仕事関係の書類を大幅にペーパーレス化できそうだ。