ET2009 今年はAndroid祭りだった。

今年もET2009に出展した。今回はコスト削減が厳しく、半導体ベンダーのブースに隣接して、こじんまりとしたブースだった。

ところで、今年の ET2009は「Android祭り」といって良いほど各社ともにAndroid関連の出展が相次いだ。Androidは実際に日本の組込みシステム市場においてどの程度の影響を及ぼすのであろうか?

OESF(Open Embedded Software Foundation)が会場で説明していたように、携帯電話以外の組込みシステムへの応用は確かにあるかもしれない。しかし、携帯電話以外の組込みシステムにAndroidを搭載することによる日本のメーカーのアドバンテージはどこにあるのだろうかが、自分にはイメージできていない。

また、OESFのプレゼンでは、Androidを使用して、Google Checkoutにより課金システムを利用できるといっていた。これによりWebサービスと日本の強さを生かした組込み機器との連携により新しいサービスを生み出すチャンスがあるとのことだ。
しかし、Google CheckoutAPIは公開されており、Androidを利用しなくてもこのAPI経由で課金システムを構築できるのではないかと思ってしまう(済みません、詳しく理解していないので間違っているかも)。

Androidを搭載することにより、Webサービスとリンクした新たなサービスが生まれてくるのは非常に期待している。しかしながら、日本のメーカーはものづくりありきで、サービスと連携したシステム作りが決して旨くないからな・・・・キラーアプリは何になるのだろうか。