ET2008 講演アンケート結果

昨年11月のET2008展示会でのチュートリアルセッションについてのアンケート結果を主催者から受け取った。
講演を行ったときは参加者は100名弱かと思っていたのだが、実際のアンケート結果をみると124名(無回答を含めて)もの方々が受講してくれたようだ。
非常に多くの方々から貴重な意見をもらう事ができたことに感謝する。

ET2008 チュートリアルセッション「組込みLinuxを使用した最新システム開発手法」受講者アンケート結果:

1.講演内容はいかがでしたでしょうか?

    1. 役に立った:53.2%
    2. やや役に立った:38.7%
    3. 普通:5.6%
    4. あまり役に立たなかった: 1.6%
    5. 役に立たなかった: 0.0%
    6. 無回答: 0.8%

2.講演の仕方はいかがでしたか?

    1. 大変分りやすい:37.1%
    2. やや役に立った:41.9%
    3. 普通:16.1%
    4. あまり役に立たなかった:4.6%
    5. 役に立たなかった:0.0%
    6. 無回答:0.8%

3.講演の仕方はいかがでしたか?

    1. 役に立った:49.2%
    2. やや役に立った:39.5%
    3. 普通: 9.7%
    4. あまり役に立たなかった: 0.8%
    5. 役に立たなかった: 0.0%
    6. 無回答: 0.8%

どの質問に対しても70〜80%の受講者が役に立った/やや役に立った、あるいは分りやすい/やや分りやすいを選択してくれていることは非常に嬉しい。時間をかけて準備をした甲斐がある。
あえていうなら、「2.講演の仕方はいかがでしたか?」で大変わかりやすいが50%を超えるように目指していきたい。これは、自分の講演スキルの問題なので、次回以降のプレゼンでの改善点としていきたい。

良かったというコメント点についてのコメント:

    • \21,000-でしたが、コストパフォーマンスは高いと思います。
    • Linuxカーネルの概要と最新の状況を理解する事が出来、周辺知識を修得できた。
    • Linuxに関する情報を適度にまとめて得ることが出来た。
    • カーネルの概要から、プラットフォーム開発、アプリ開発、組込みと、順序だてて、説明されて、大変、よく理解できました。
    • これから組込みLinux製品を開発するための知識として、非常に役に立った。リアルタイムスケジューリングについて良く分かった。
    • 概要をつかむにはとてもわかりやすかった。
    • 広範囲な内容でしたが整理されており分かりやすかったです。とても参考になりました2件
    • 声がききとりやすくわかりやすかったです。Linuxの全体を聴けて役立ったと思う。Webで探すヒント、調べるヒントを教えてもらえたと思います。
    • 説明と資料などが分かりやすく勉強になったので良かった。
    • 組込みLinuxの入口として良かったと思います。
    • 組込みLinux開発を始めたばかりで右も左もわからない状態だったが必要な道が見えてきました。
    • 組込みLinux製品を開発するにあたって何をすべきかの情報を得ることができ、役に立ったと思います。
    • 丁度、調査している内容とかぶっている部分があったので参考になりました。
    • 頂度組込み製品の開発を始めるところなので良かった。
    • 入門者にはわかりやすくてよかった。
    • 分かりやすい内容で参考になりました。3件

ET2008チュートリアルセッションでは、組込みLinux初心者向けの導入の助けになる内容を目指した。その意味では、受講者の期待と講演内容が非常に合っていたと考えてよいのかもしれない。「分りやすい内容」あるいは「役に立った」とのコメントが多く非常にありがたく感じている。

要改善とのコメント:

    • もう少し実演的な要素が欲しい。・APIのとこはしょらないで欲しかった。・最新動向の割り込みスケジュールのあたりはいらなかったです。
    • 10:30-17:00で途中休みが2回だけ…集中力が持ちません。1時間に1度は休みを入れて欲しい。
    • 言葉を早くはなしている部分が聞きとりずらく聞きとるのが大変でした。
    • 途中でテンポが早くなりすぎた部分があったので、もう少し話題の範囲を絞ってじっく説明して欲しいと思った。
    • 内容が多いので、一日では消化しきれない。一定レベルの知識を持ってないと全てを把握しきれない。
    • 範囲が広すぎる気がした

その他コメント:

    • 盛だくさんの内容で、時間が短かったと思います。内容自体は様々な面から組込Linuxが見れたと思います。
    • 説明シートが項目の記載に留まっているケースが多く、もう少し補足説明の文を増やして戴くと、理解が進み易いと思います。
    • 組込みLinuxの概要を知ることができてよかった。セミナー内の話題によってはもう少し詳しく話しを聞きたかった。

要改善ポイントについては、そうだろうなと自分でも認識している。今回の資料(前回も前々回もだが・・)を用意したときに、枚数が多過ぎだなとは分っていた。ただ、展示会の前日に開催される有料のチュートリアルセッションにわざわざ参加していただける受講者の皆様に、より多くの情報を持ち帰ってもらいたいという気持ちで、どうしても多くなってしまった。
前回、前々回も同様の指摘を受けていたので、改善していないな・・・

配布資料を実際にプレゼンで説明する資料と参考用資料(後で読んで確認できる資料)とに構成を分けた方が良いかもしれない。

あとは時間配分の見積もりが少し甘かった。これも今回だけではなく自分の講演のアンケートでよく書かれる指摘である。ただでさえ早口気味なのに、予定していた時間が近づくとより加速して早口になってしまう傾向がある。

  • 今後の課題とします・・・・

ともあれ、セミナーなどで講演を行った際によせられる聴講者からのコメントは非常に参考になる。これからも多くの講演の機会があると思うが、そのときの参考にしていきたい。

最後に実際に講演を受講していただいた皆様へ:
最後にET2008チュートリアルセッションを受講していただき感謝します。皆様の業務に役立てていただければ、時間をかけて準備をした甲斐があります。ありがとうございました。