ESEC2008アンケート結果
ESEC主催者であるリードジャパン社から先日のESEC2008でのセミナーのアンケート結果を受け取った。
「組込みLinuxの活用手法 〜基礎から応用まで〜」
受講者数:100人、全体満足度:81%(大変役に立った、役に立ったと回答した比率)、アンケート回収率:80%
アンケート結果の内訳は次のとおり。
大変よかった:28%
役に立った:53%
普通:18%
改善する必要があった:6%
アンケートに書かれているコメントを「役に立った」「改善が必要」とに分けてみた。
役に立ったというコメント:
- 自分の認識の裏付けと、知らない部分、灰色の部分について説明がわかりやすかった点。
- Linuxを使用する際に必要な事を幅広く教えてもらった。
- 実践的な内容で今後の開発に役立つと思われる。
- スケジュールの仕組みはよくわかった。
- 組込みLinuxに関しての概要が非常によくわかった。また、問題点に関しても理解できた。
- Linux導入のネックの1つである評価についての指針が見えた。
- 組込みinunを体系的に理解できた。
- 役立つキーワードがたくさんあった。
- あまり知識の多くない私でも、8割方わかる話だったので。
- 基礎知識から、実際に行うステップに沿った内容で、一気に概要知識が身に付いた気がする。
- 組込みLinuxの概要がわかり、導入の参考となった。
- 組込みを意識した説明になっていたので。
- Linuxの概要が良くわかった。詳細に興味がわいた。
- Linuxの概要や少し踏み込んだところまで詳しく知ることができた。
- 基礎的な部分の説明が多く、イメージがよくわかった。
- 広くて浅いので概要を知る上で良かった。
- これからの業務について、イメージができた(デバイスドライバの実装)。
改善が必要というコメント:
- 資料説明はわかりやすかったが、時間のためか早口になりすぎていた気がする。
- 後半が駆け足過ぎた。
- 資料に誤字が多すぎ。内容としては普通。
- もう少し深くつっこんで欲しい箇所があった。
- 資料がわかりにくい。講演の目的が不明確。情報量と時間の割合が合っていない(今回の時間で行うには多すぎる?)。時間があまりないことから、資料のわかりやすさと講演の目的を明確にして欲しかった。
- 後半の内容に時間を割いて欲しい。
- 一般的な話題に終始。実践面が知りたかった(製品実績の多いMV社なのに)。
いつも言われてしまうな。資料の分量が多すぎて説明が駆け足過ぎると。次回はもう少し内容を絞り込みたいと思う。
誤字についても多かったかもしれません。今後気をつけますm(__)m
「資料が分りにくい」という点については、今後の資料作りを見直したい。
「講演の目的が不明瞭」これはどうなのだろう。Webや招待状などには”Linuxを使用した組込みシステム構築において必要とされるカーネル概要、デバイスドライバ開発、アプリケーション開発、デバッグ手法などについて解説する。また、組込みLinuxの課題やテスト手法などについても紹介する。”と紹介してあったのだが、この内容を網羅できていなかったというこのなのだろうか・・・
「一般的な話題に始終」というコメントは、弊社の実績や具体的な例が知りたいということなのだろうか?このセミナーでは企業の宣伝になるような内容を入れることが出来ません。事前の査読で1社の製品に依存した内容は修正するように求められます。したがって、弊社の製品を使用した具体的な実践的な内容というのをこのセミナーで説明するのは難しい。しかし、次回以降は弊社製品に依存しなくてもより実践的な内容を多く含めるように資料を作りたい。
まとめると、聴講者の大半は満足していただけたようで、ホッとしました。改善点などについては、今後のセミナーでの説明、資料の内容などに注意していきたいと思う。
最後になるが、今回も非常の多くの方に参加していただきありがとうございます。今後とも機会があればより分りやすい内容のセミナーを行っていきたいと思います。